フライングディスク・ドッグ

フライングディスクとは、もともとプラスチック製の円盤を投げあう人間のスポーツで、フライングディスクを用いた数々の団体競技(人間)も行われています。

このディスクを犬が口でキャッチする技を競う犬のスポーツがフライングディスク・ドッグです。一般にフリスビー・ドッグ(フリスビーは商標名)といった名称で知られています。

既に日本にも複数の団体があり、団体によって若干競技ルールが異なりますが、人間の競技ルールを応用した次の3つの種目が普及しています。


ディスタンス(キャッチ&スローと呼ばれている例が多い)


1分間に1枚のディスクを何回キャッチできるかを競います。プレーヤーのスローイングと犬のキャッチングの精度、リトリーブのスピード、犬とプレーヤーのディスクの受け渡しの精度などが採点項目となります。


フリースタイル


1分30秒間に5枚のディスクを使って、BGMに乗り、さまざまな技を披露します。技の難易度と完成度、技のオリジナリティ、犬の跳躍力、犬とプレーヤーのコンビネーションなどが採点項目となります。

ロングスロー(ロングディスタンスと呼ばれることが多い)


プレーヤーが投げたディスクを犬がキャッチし、その距離を競います。1分30秒間に3~5投します。ディスクの飛距離、犬のスピード、犬のキャッチング精度などが採点項目となります。

フライングディスクはディスクを投げる(スローイング)プレーヤーと、それをキャッチングする犬、双方のコンビネーションが重要です。プレーヤーはスローイングに熟達すると同時に、犬がリスクをキャッチしてリトリーブするためのトレーニングを行わなければなりません。

犬はトレーニングをつまない限り、この種のリスクに興味を示すことはないので、ディスクを口にくわえさせるところから練習を始めることになります。

フライングディスク・ドッグのトレーニング


ステップ1 (ディスクに興味を示させる)


トレーナーは犬がディスクに興味を示すよう、ディスクをモチベーターとして使い、犬の前で回してみたり、転がしてみたりしてディスクと出合わせる。時々、犬にディスクを与え、遊び、回収します。

ステップ2(リトリーブ)


犬を脚側に座らせ、トレーナーはディスクを前方に転がし、犬に負わせて回収させます。少なくとも、犬が動いているディスクを加えるよう、犬をスタートさせるタイミングを調整します。

慣れてきたらディスクが転がるスピードを早くして追わせます。犬がディスクを回収してきたら、充分に褒めます。

ステップ3


犬が転がるディスクをくわえるようになったら、トレーナーは跪いて背を低くし、犬の前に1m位投げる要領でディスクを浮かせます。

徐々に高さを増していき、犬がジャンプしてキャッチするよう仕向けます。

空中でリスクをキャッチできるようにトレーニングを繰り返します。

ステップ4 (フリップ)


トレーナーは犬の真上(3m位)にスナップを聞かせてディスクを浮かせるように投げます。まっすぐ落ちてくるリスクを犬がキャッチできたら、ディスクを回収して充分に褒めます。

ステップ5


トレーナーはスローイングの前に、犬がディスクに注目していることを確認して、遅いスピードで5m程度前方に投げます。犬がキャッチできたら徐々に距離を延ばしていきます。

フライングディスク・ドッグ


フライングディスク・ドックのフリースタイルでは、さまざまな技が考案されています。いずれもトレーナーと犬の阿吽の呼吸が重要で、犬には高度な服従性能が要求されます。


一般社団法人国際家庭犬トレーニング協会
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