「命あるもの」の最期には「死」が訪れます。それはペットも人も同じです。
このことを頭では理解できていても、いざ自分のペットが死を迎えるとなると、平静を保つことはなかなか容易なことではありません。「慈しんでいた動物が死を迎えた」というように客観的に納得することはできないのがむしろ普通でしょう。
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2017年 2月 の投稿一覧
ペットロス発現の背景
日本では、高度経済成長期以降、ペットと飼い主の関係は最も大きく変化してきました。この変化に大きく影響しているのは、それまで屋外で飼育されることが一般的であったペットが、室内に居場所を得るようになったことであると思われます。また、この時期に住宅の洋風化が進んだことも、ペットの室内飼育を容易にしました。 続きを読む
犬を迎えたら
子犬を迎えたら、成犬を迎えたら、家庭犬としてその犬を安全に扱えるように、育てられるように家庭犬トレーナーからしつけやトレーニングを受けましょう。殺処分、飼育放棄を防ぐ大切な一歩は、飼い主さんが適正飼育を学ぶことから始まります。
予算の中に、愛犬と通う教育費も含めましょう。
ペットロスとは
ペットロス(pet loss)とは、直訳すると「ペットを失う」ことです。
家族の一員として大切に育ててきたペットである犬や猫などと死別(喪失)することが発端となって、飼い主が精神的、身体的な不調状態に陥ることをペットロス症侯群と呼んでいます。 続きを読む
セラピー動物のストレス
AAAの実施にあたっては、セラピー動物に与える体力的な疲労やストレスの蓄積についても充分に注意を払う必要があります。
言葉を発することのできない動物に対する気配りは重要で、ボランティアは終始担当する動物に付き添い、動物がリラックスできているかどうかを観察します。動物がストレスを感じている状態ではセラピーの効果は望めません。 続きを読む
AAA(動物介在活動)について
AAA活動を行う場合には、セラピー対象者、施設スタッフ、ボランティアの3者にセラピー動物を加えた相互の関係が良好に維持されることが重要です。
施設スタッフとボランティアとの役割り分担は事前に打ち合わせされていて、参加予定のセラピー対象者についての必要な情報も得ていなければなりません。 続きを読む
ホメオスタシス(生体恒常性)
ホメオスタシスとは、生体が生まれつき持っている重要な制御機能のひとつで、自分にとってストレスや障害になりうる生体内部の変化に対し、自身のカで体内環境を元の健康体に戻し、生存に適した恒常的状態を維持しようとする機能です。 続きを読む
アニマルセラピーのAAAボランティア
AAA(動物介在活動)は医療関係者、施設スタッフ、ボランティアと動物など多くの関係者が連携することによって成り立つ活動ですが、それぞれの役割りや活動の進め方に定型的なマニュアルがあるわけではないので、関係者が自分の果たすべき役割りについて深く理解し、担当分野の中で最善を尽くすことが求められます。 続きを読む
癒しのメカニズムとアニマルセラピー
人が動物を見たり触れたりすることによって起こる感覚刺激は、視床下部を通じて大脳で認知され、過去の記憶との照合によって、自分にとって「好む」か「好まない」かを評価します。 続きを読む
年少者とアニマルセラピー
動物を飼育するという経験は、子供の情緒的な発達のために好ましい影響を与え、また精神衛生上も役に立つという研究は多くあります。 続きを読む