インテーク面接とはカウンセラーと相談者との最初の面接のことを言います。受理面接、または初回面接とも呼ばれます。インテーク面接は、後のカウンセリングにおける情報の収集や方針の決定に大きく影響する重要なプロセスです。
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2017年 4月 の投稿一覧
カウンセリングにおける沈黙時の配慮
カウンセリングの進行中、双方の会話が途絶え、 「沈黙」 状態になることがあります。
この沈黙が話題の区切りや円満な会話の後に続く場合は、双方ともに苦痛に感じられることはなく、次のテーマに移って対話を進めることができますが、不本意な質問や触れたくない話題、または不快な感情のために言葉が出ない場合の沈黙は、双方が苦痛に感じられ、緊張感が高まるものです。
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カウンセリングトーク
カウンセリングトークの基本は「相談者への質問」です。
カウンセリングにおいて相談者へ質問することは、カウンセラーが相談者の情報を得るためだけではなく、相談者自身が相談の要旨を整理して認識することを手伝う意味が大きいのです。
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受容から共感へ
カウンセラーは受容した相談者の気持ちに対し「共感」しなければなりません。
「共感」と「同情」は混同しやすい言葉ですが、共感はあくまでも受容した気持ちを感じるのであって、相談者と同じ感情になるのではない点が同情とは異なります。
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ペットロスカウンセリングにおける受容と同意
相談者の気持ちを受容することはカウンセリング技法の基本をなすものです。ここで言う受容とは、カウンセラーが相談者の気持ちを否定したり批判することなく、相談者のあるがままを受け止めることを意味します。
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グリーフワークの例
悲嘆からの回復プロセス(グリーフワーク)は 「誰にでも起こる正常な情緒的反応」であり、人それぞれの無意識の中で始まり、心の修復を実行して完了します。グリーフワークに共通するのは、「愛するものの死を受け入れることができるのは、かなりの時間が経過してから」ということです。
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グリーフワーク (悲嘆からの回復プロセス)
グリーフワークとはグリーフ(悲嘆)とワーク(仕事)を組み合わせた言葉で、直訳すると「悲嘆の仕事」ということになりますが、この場合は「悲嘆からの回復プロセス」という意味に用いられます。
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ペットロス症状からの回復
一般的に、心因性の精神疾患は比較的軽い前期症状 (予兆) から始まり、 病期を経て回復期に向かうとされていますが、それに対しペットロスの症状は、ペットの喪失によって突然に、しかも最も重篤な症状から始まるのが特徴です。
生前のペットとの関わり方によって個人差は見られますが、ペットロス症状に陥った飼育者は、おおむね以下の各ステップを経て回復に向かいます。
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カウンセリングの場づくり
カウンセラーが相談者と話す場においては、対面の角度をどうするかに気を配る必要があります。正面から向かい合って座る姿勢を「対立の姿勢」と呼びますが、この角度で座ると、必然的に常に双方の視線が合うことになります。
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